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- 2015.11.30
- ◆2013年度AIRの掲載情報② 2015/11/30更新
- 2015.05.01
- ◆2013年度AIR 作品ビジュアルブック 2015/5/1更新
- 2014.04.22
- ◆2013年度AIRの掲載情報① 2014/4/22更新
- 2014.04.04
- 【レポート】3/6 エヴァとアンヌ・マリー、北加賀屋クリエイティブビレッジ構想 視察
- 2014.03.18
- 【レポート】3/18 エヴァ=デ・クラーク講演、トークセッション「なぜ我々はこの場所に惹かれるのか?」
- 2014.03.16
- 【レポート】3/16 POOL, loss of colour 色彩の喪失 メイキング
- 2014.03.09
- 【レポート】3/9 POOL, loss of colour 色彩の喪失 展示
- 2014.03.01
- ◆エヴァ=デ・クラーク講演/プロジェクトブースターの役割、トークセッション/なぜ我々はこの場所に惹.
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今年で3 年目となるクリエイティブセンター大阪のアーティストインレジデンス事業では、2014年1月27日から2月28日の期間に、オランダの巨大アーティスト・ラン・スペースのNDSM Werfで活躍するオランダ出身の作家ヨルン=ビシュルーを招聘し、滞在制作を実施します。
今年度のAIR事業では、NDSM Werfの発起人で現在もファウンダーとして世界的に活躍するエヴァ=デ・クラークと、NDSM Werfでディレクターを務めるアンヌ=マリー・ホーグランドを招き、クリエイティブセンター大阪と北加賀屋エリアを対象とするアートリサーチ活動を行います。<アーティストより(ヨルン=ビシュルー)>
POOL11
The artwork POOL11 arises from disaster caused by the tsunami in Fukushima and Sendai in 2011. POOL11 brings the impact of the disaster back to human proportions; the understandable human proportions of the dimension of a swimming pool.
content of water: the swiming pool before and after the Tsunami.
Water, on the one hand a metaphor for ultimate relaxation and on the other hand the water that can cause an inferno in a very short time: the time of one wave.
POOL11
この作品「POOL 11」は2011年に日本で起こった津波災害から想起されました。
本作では、スイミング・プールの容積比率を引用して、災害によってもたらされた想像も出来ないほどの大きな衝撃を、私たちが身近に理解できるサイズ感から発想して捉え直し、そして作品に置き換えます。
プールの中の水は、津波が起こる前と起こった後のプールを表します。
水は時にその癒やしの効果で人々に究極の安らぎを与えながら、その一方でひとつの波がもたらすほんのわずかな時間で絶望を与える光景へと変えてしまいます。
Jeroen Bisscheroux 作品案 PDF -
2014年2月22日 プレスリリース(PDF)
2014年3月5日 プレスリリース(PDF) -
Jeroen Bisscheroux
ヨルン=ビシュルー
- 2013年
- ロングステイ
- 滞在制作
1963年、オランダ生まれ。アーティスト、デザイナー。
私は公共スペースや都市の中にあるもの、或いは社会的に重要な役割を果たす側面(性格)を持つプロジェクトに、作品制作やアーティストとしてのコンセプトの焦点を置いています。
これらの制作には、大量の雇用とエネルギーを必要とします。私は、どのようにして工程が進んでいったのか、どのようにして決定に辿り着いたのか理解するために、制作の際には彼らとともに働きます。自分自身の美術作家としての役割や、社会的な文脈の中での妥当性を明確に判断するためにも、これら制作の工程全てに関心を抱いています。
私が作るほとんどの作品は相互性を持ち、ユーザーや参加者、観客に、異なった、より個人的な現実を投げかけようとしています。
詳細プロフィールはこちらEva de Klerk
エヴァ=デ・クラーク
- 2013年
- ショートステイ
- リサーチ活動
1965年、イギリス生まれ。オランダ・NDSM Werfのディベロッパー。
創立者、開拓者、文化探究家、仲介者、資金調達家、施工責任者、開発者など一言では表現出来ないほどの肩書を持つエヴァ=デ・クラーク氏。彼女は地域共同体(=コミュニティ)と都市地域有効利用開発、発展において絶え間ない努力と情熱を注ぎ、現在もその任務に大きく携わっています。
詳細プロフィールはこちらAnne Marie Hoogland
アンヌ=マリー・ホーグランド
- 2013年
- ショートステイ
- リサーチ活動
オランダ生まれ。アンヌ・マリー=ホーグランドは2010年からNDSM Werfの代表に就任。それ以前はアムステルダムにある西部都市ガス工場文化公園で有名なWesterpark地区の市長を務め、また国際的コンサルティング企業でIC評価と管理の分野に従事していた。
詳細プロフィールはこちら講演 ヨルン=ビシュルー『都市空間の美術』
芸術立国であるオランダとその首都アムステルダムの特徴を交えつつ、空間における美術の役割についてお話します。
参加アーティスト <ヨルン=ビシュルー>
日 時: 2014年2月13日(木)16時~
場 所: 大阪府立港南造形高等学校/大阪市住之江区南港東2-5-72
ワークショップ
(1)地域の方向け「"Birds" ~あなたのミュージカルバードで汚れた壁をアートにする!」
車の排気やススなどで汚れてしまった壁を使って都市をデザインしてみましょう。
壁に落書きするスプレーやペンキを使うのではなく、高圧洗浄機で汚れた壁をアートに楽しくよみがえらせます。
参加アーティスト <ヨルン=ビシュルー>
日 程: 2014年2月15日(土)、16日(日)
時 間: 13時~16時
参加費: 無料
場 所: クリエイティブセンター大阪/大阪市住之江区北加賀屋 4-1-55
お問合せ: クリエイティブセンター大阪(06-4702-7085)
(2)高校生向け「"Birds" for High School Students」
車の排気やススなどで汚れてしまった壁を使って都市をデザインしてみましょう。
壁に落書きするスプレーやペンキを使うのではなく、高圧洗浄機で汚れた壁をアートに楽しくよみがえらせます。
参加アーティスト <ヨルン=ビシュルー>
日 時: 2014年2月15日(土)、16日(日)13時~16時
※内容により時間は延長する場合がございます。
参加費: 無料
場 所: クリエイティブセンター大阪/大阪市住之江区北加賀屋 4-1-55
制作発表
「POOL loss of coulor」
日 時: 2014年3月7日(金)-11日(火)11時~19時
場 所: グランフロント大阪北館 / ナレッジキャピタル1階 ナレッジプラザ
講演、トークセッション
「エヴァ=デ・クラーク講演 / プロジェクト・ブースターの役割」
「トークセッション / なぜ我々はこの場所に惹かれるのか」
日 時: 2014年3月7日(金)19時~21時
場 所: グランフロント大阪北館 / ナレッジキャピタル1階 ナレッジサロン
お申込はコチラから
◆その他、参加予定イベント
住之江区のラウンドテーブル「シャベリバ」
日 時: 2月10日(月)19時~21時
場 所: ク・ビレ邸2階/住之江区北加賀屋2-8-8
参加アーティスト <ヨルン=ビシュルー>
POOL 11/ART PROGRAM POOL
アーティスト:Jeroen Bisscheroux
このプールの作品は、7.5m×15mの巨大な絨毯で出来ています。仙台を襲った津波と福島における原発事故を一つのイメージに、そして一つのカーペットに落とし込み制作しました。 震災後に繰り返し襲ってきた津波は、海岸側にあった農地のほとんどを完全に流し去り、そこにあった全ての色は失われてしまいました。塩分を含む海水は、あらゆるものを暗く、灰色に、そして色を失わせました。そこに住んでいた人たちは、かつてその土地に色を与えてきました。家を建て、車を使い、衣服、木々に花、畑、森、庭を使って身近な所を彩りました。 このカーペットを見ると、そこにはとても深いプールと、ほんの少しの水があるように見えます。プールの壁は劣化し、いくつかのタイルは剥がれ落ち、その鮮やかな緑色はあたかも毒のような色をおびています。 プールの端から深い穴の中を覗くとその先にはゆらりと動く明るい緑、もしくは青色の幾つもの水の層が見えます。水は全て流れ出てしまっているように見え、そして我々に福島第一原子力発電所にあるプールを思い起こさせます。 このカーペットは二つの災害を私たちにとって身近なスケールに置き換えることで、その災害がどこか遠くの出来事とならぬよう人々に感じさせることができます。日本だけではなく、世界中で今後起こり得るさらに大きな悲劇の脅威を、作品に変換しました。
主催:リッジクリエイティブ株式会社(ART COMPLEX/アートコンプレックスグループ)
後援:住之江区
助成:平成24年度文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業